2026.01.28
深める
おそらくアスリートなあなたは、スポーツ漫画よろしくな躍動感、乱世を勝ち抜いていく世界観を気にいるはず。
そして読み進めるうちに、きっと「逃げるって、ありかも」と考えられるようになるんじゃないかと思うの。
時行たちが大切にするのは、「逃げ延びて生き延びて得るもの」です。
しかもそれを求める姿勢は、どこまでも前向き。
戦略的撤退なんて、日常茶飯事。
「生きたがり」であることを恥じと思わず、むしろその道を突き進めていきます。
「限界社会人」さんには、どうかその姿勢を真似して、今後の参考にしてもらいたい。
自分が生き延びるために、ちんけな相手(モラハラ上司やクソ会社)のことはあえて取り合わなくていい。
異なる価値を、未来につながる選択肢を、あなたは逃げ延びて得てもいいんです。
「『逃げ』以外のいい表現があるのであれば、教えてほしいです」と言ってくれたのに、あえて「逃げ」という表現を繰り返し使ってしまったわね。ごめんなさい。
でもあなたはきっとストイックだから、「それは逃げじゃないよ」とあたしが伝えても、どこかで「これ、結局逃げだし許せない」と、転職を選ぶ自分のことを断罪してしまうはず。
だとすれば逆に、「逃げ」というものに少しでもポジティブな印象を持ってほしい。
『逃げ若』はおそらく、そのいいきっかけを与えてくれるでしょう。
何よりきっと、とても楽しい読書体験を、あなたにもたらしてくれるんじゃないかしら。
「限界社会人」さん、あなたは逃げていい。生きていい。
むしろ逃げることこそ前向きそのもの。
どうか2026年、めいいっぱい笑顔で逃げてみて。
大丈夫。あなたの心には鍛え抜かれた、体育会系の精神力が息づいている。
そのタフさがあれば、どんな環境からもきっとしっかり逃げ抜いて、新しい勝利を手にすることができるはず。
「限界社会人」さんが新しい戦いを明るく切り抜け、限界的な状況から逃げ延びてくれるよう。
体育会出身の同士として、あなたのことをこれからも応援していますよ!
というわけで、今回は「逃げる」ということのプラス面について考えながら、言葉を紡がせていただきました!
一見ネガティブな印象で捉えられがちなことの裏側って、よくよく分析するといろんな財産が眠っていたりするよね(「逃げ」のみならず、「体育会系」も然り)。
様々な価値観と上手に丁寧に付き合いながら、少しでも柔軟にしなやかに生きていけるようになりたいなと、自分のことを振り返って改めて思ったりしたわん。
ではではみなさん、また次回。
Sitakkeね〜!
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文:満島てる子
イラスト制作:VES
編集:Sitakke編集部あい
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満島てる子:オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。
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