2026.01.28

出かける

「ここがNo.1。どこもかなわない」どんなに遠くても“わざわざ”行きたくなるサウナとは【函館・知内温泉】

「設備もロケーションも、ここがNO・1」

2024年6月にオープンした温泉とサウナを掛け合わせたハイブリッドサウナ「呼吸の間」。デザインと設計を担当したのは『MORIYA AND PARTNERS』代表の建築家・森屋隆洋氏。サウナ室には日本初導入となるエストニア製ストーブを採用した。

縄文時代に知内川周辺で人々が集落を形成していた史実に由来する竪穴式住居をイメージした湾曲型の建造物。

中を覗くと、一番奥に日本国内では初導入となるエストニア製のストーブを設置し、さらに源泉を引き込んだサウナ室があり、汗を洗い流す湯鉢、水風呂、深さ1m30cmの立ち湯、寝湯と一連の流れが直線でつながる構造で、その線は屋外のウッドデッキへと続くという設計となっている。

取材中、出張や旅行でことあるごとに全国のサウナに足を運んでいるという常連客に出会った。彼は開口一番、我々に言った。
「知内温泉さんとはテントサウナのときからの付き合いです。はっきり言って、設備もロケーションもここがNO.1。どこもかなわないと思いますよ」。

「呼吸の間」の構造は、一番奥に源泉を引き込んだ100℃のサウナ、汗を切る湯鉢、水風呂、サウナに入る前に「湯通し」をして体をあたためるための深さ1m30cmの立ち湯、寝湯、そして屋外にチェア常設のウッドデッキと、サウナを楽しむための動線を空間化した。サウナ新設と同じタイミングで本館の食堂もおしゃれにリニューアル。ここも建築家の森屋隆洋氏がデザインを担当した。

“わざわざ”行きたくなる場所を目指して

「ここに一度でも来たことがある方ならわかると思いますが、ここってやっぱり遠いじゃないですか。ましてや函館からだと、“わざわざ”じゃないと人が来ないような場所です。かつては湯治というニーズがあったし、自噴する源泉掛け流しの天然温泉をもっているのは何よりの強みです。でもいまの時代はそれだけで人を呼び込めるほど甘くない。

今回のサウナプロジェクトは、知内温泉の歴史をこの先につないでいくための大きな決断でしたが、やらなきゃならないことはまだまだあります。フェースでいえば、5段階のうちの今はまだ2段階くらい。

これからも、“わざわざ”ここに行きたくなるような場所にするために試行錯誤していきたいと思います。それが知内町全体にいい波及効果を与えられたら理想ですね。街全体が元気にならないと話にならないですから」(佐藤昌人さん)。

【知内温泉 ユートピア和楽園】
北海道上磯郡知内町字湯ノ里284
01392-6-2341

***
Peeps hakodate vol,143 「いい湯だべ。」より

peeps hakodate

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