2026.01.28

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「アンチサウナだったのに」800年続く北海道最古の温泉がサウナブームの最前線になった理由

知内温泉を守り続けた湯守たち

明治後期、佐藤家が知内温泉を温泉宿として正式に経営し始めた頃の本館全景。駅からも街場からも遠く離れた土地のため、昭和20年代に送迎車を導入するまでは馬車または馬ソリで宿泊客の送迎を行った。

温泉宿としての正式な創業は1894(明治27)年。昭和・平成の時代を力強いワンマン経営で生き抜いた第16代湯守・佐藤昌介から、2010年に第17代湯守であり息子の佐藤昌彦が経営を引き継ぎ、そして現在は昌彦の息子・佐藤昌人さんが次世代の湯守として実質的な運営の先頭に立つ。

1996(平成8)年に新館が完成した直後の知内温泉。時代ごとに部分的に増改築を重ねたため、フロントやロビー、「上の湯」や客室のある新館と「下の湯」がある旧館で建物のテイストが違うのも特徴の一つ。

ちなみに知内温泉を守り続けた歴代湯守たちの記録は、明治時代後期に福島大神宮の常盤井宮司が書き残した「知内温泉場由来書」に明確に刻まれている。

歴代湯守が記された古文書「知内温泉場由来書」。初代湯守を拝命したのは、鎌倉幕府から砂金堀りの令を受けた荒木大学率いる一行の掘り子・徳蔵。現在湯守を務める佐藤家は1894(明治27)年に温泉を譲り受けたことも記されている。

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