
「生まれてから小学校2年生までは弱視。光が暗いか、あるいは明るいか…とか、物がぼやけて見える、そういう状況でした」
眼球がうまく発達しない先天性の疾患「第一次硝子体過形成遺残」が原因で、左目は光を感じ取れる程度の視力でした。
そして、小学校2年生のとき…
「すごく目を刺すような痛み…1週間かけてちょっとずつ網膜がはがれて…」
眼球の萎縮などから、網膜がはがれ、左目の視力を完全に失いました。
右目の視力は、コンタクトレンズを入れて1.0ありますが、左目を失明しているため、視野は狭く、遠近感がつかめません。

「例えば、道路や公園の小さな段差のあるところが、片目が見えていないと、段差がまったくわからないので...私たち片目失明者には平面に見えています」

人にぶつかってしまう。そして段差に気づけない。
雪が積もり、凍結した路面は、凹凸があるため、特に危険です。
小学校や中学校では、周囲から容姿のことで心無い言葉が向けられる場面もありました。
「みんなとは違う自分がすごく嫌いだったし…自信をなくして、本当に内気になって、常に家にこもる暗い生活を送っていました」
辛かった記憶がよみがえる卒業アルバムを、吉野さんはいまも開くことができません。
そして、生きづらさはそれだけではありません。
■ 【シマエナガ・写真6選】やっぱりかわいい!モフモフにふくらみ、カメラ目線…この冬は「シマエナガ豊漁」
パートナーメディア