2026.01.22

出かける

温泉好きだった父の代わりに、どうぞご自由に。なぜ温泉を掘り、無料で一般開放しているのか

森岡さんを驚かせた出来事

つい先日、森岡さんを驚かせる出来事があった。

ある日、磐石山荘の様子を伺いに現地に赴くと、老朽化して穴だらけになっていた建物の右半分の外壁が木板で綺麗に補修されていた。

さらに駐車スペースと磐石山荘がある土地の間に流れる小川に架けられた橋も補修されている。それが誰の手によるものかはいまだにわからない。

「小屋の中に帳面があって、そこにいつ・どこから・何人で来たってのを書いてもらうようにしてるんだけど、何も書き残されてないからさっぱりわからないんだわ。たぶん普段からここに来てくれてる人だと思うんだけど、ありがたいよね。まさに“陰徳”ってやつですよね。ありがたいよね。自分のアピールと保身しか考えてないいまの政治家に見習ってほしいよな(笑)」。

『磐石山荘』は1組しか入れないので、駐車スペースに車があれば、入浴者が出てくるまで車の中で待つのが暗黙のルール。脱衣場には必要なものが一通り揃っており、清掃も行き届いている。「お客さんが自主的に掃除をしてくれるおかげ。ものは無くならないし、いつ来ても綺麗になってるし。日本ってすごいよね(笑)」(森岡さん)。湯は加水・加温は一切なしの天然湯。泉温は70℃を超えているが、浴槽の湯の温度は42℃前後でちょうどいい。※湯に浸かっているのは、取材時に十勝の士幌から来た旅行客の方。秋田の温泉宿に向かう途中でここに寄ったという。

【磐石山荘】
北海道二海郡八雲町上の湯

***
Peeps hakodate vol,143 「いい湯だべ。」より

peeps hakodate

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