2026.01.07

暮らす

大発生からの明暗…オオズワイガニは「幻の裏メニュー」に?移動の謎を専門家が解明

「どうなっているんだろう」海の異変

中島廉売「紺地鮮魚」 函館市中島町

函館の紺地鮮魚の紺地慶一さんは「ことしは本当に異常といえば異常。函館では見ない魚や北海道では取れない魚が取れる。どうなっているんだろう、海の中?って思った」と危機感を抱いています。

ベテランの店主が感じた海の異変。北海道の市場では、見慣れない魚が次々と並んでいます。

一方、えりも沖では、独特の地形や親潮の変化などで、比較的に冷涼だったため、オオズワイガニが留まり続けていると見られています。

北大大学院・水産化学研究院の山村織生准教授は「えりも沖には『海底谷』と呼ばれる深い谷があり、こういう複雑な地形が良い漁場を作る」と話します。

えりも沖の深く、冷たい海底谷。
そこがカニたちの避暑地となり、えりもの豊漁を支えているのです。

「イレギュラーな変化というのは、温暖化の影響を受けている可能性はあると感じている」

未知なる北の海の変化。
厄介者とされたオオズワイガニの動きは、激変する海の姿を映す鏡なのかもしれません。

調査結果

オオズワイガニは猛暑の噴火湾を避け、より涼しい海域に移動している可能性が高いということです。
気候変動の影響が、私たちの食卓を直撃しています。
今後も注視していくことが必要です。

文:HBC報道部もんすけ調査隊
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年12月12日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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