2026.01.08
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「やらない後悔だけはしたくないんです」
やさしくて、どこか芯のある声で話してくれたのは、札幌市北区・篠路にあるクロワッサンオザマンド専門店「necono onaca(ねこのおなか)」のオーナーパティシエ・瑚瑚(ここ)さん。
3人のお子さんを育てながら、店頭に立つ彼女の横顔からは「自分の心に正直でありたい」という信念を感じます。
離婚、再婚、出産、そしてコロナ禍。
さまざまなライフステージのなかで瑚瑚さんが見つけた答えは、「自分が信じる100点の味を作ること」でした。
今回は、ひとりの女性が小さな専門店を営むことになったきっかけと、「後悔しない人生」をどのように歩み、これからを生きていくのかをお届けします。

連載|「私のきっかけ」
夢をつかんだ「きっかけ」、人生の決断をした「きっかけ」、そしてそんな「きっかけ」をつかむために大切にしてきたこと…。
連載|「私のきっかけ」が北海道で働くさまざまな人のインタビューを通じて、あなたの「明日へのきっかけ」のヒントをお届けします。

札幌市北区篠路。決してアクセスが良いとは言えないこの場所に、クロワッサンオザマンド専門店「ねこのおなか」はあります。
クロワッサンオザマンドとは、ラム酒やシロップに浸したクロワッサンに、アーモンドクリームなどをのせて焼き上げたスイーツ!
サクサクの食感の生地に、まるでフィナンシェのようなしっとり感が重なり合って、その味わいは幸せなごほうびのよう…!

「クロワッサン専門店は増えていますが、『ザマンド専門店』をうたっているのはおそらく全国でここしかないと思います」と瑚瑚さんはにっこり。
店頭に常時並ぶのは15〜16種類ほど。
定番のザマンドのほかに、季節の果物を使ったフルーツセゾンに、ハニーバター、チーズや生ハムを合わせた惣菜系まで!
これまでに生み出した商品数は、なんと70種以上。
トッピング内容によって、生地の水分量や大きさを調整するというこだわりぶりです。

「ぜんぶ、その子がいちばんおいしくなるカタチで作りたいんです」と語る瑚瑚さん。
そのなかでも、看板商品が店名にもなっているのが「ねこのおなか」。
注文を受けてから、大きめのクロワッサンに、純生クリームをベースにしたディプロマットクリームを入れ、表面をキャラメリゼして仕上げます。

「賞味期限30分」。
サクサクの生地にキャラメリゼした香ばしい香り、バニラとラムがふわっと香るとろっとろのクリーム…その一瞬のおいしさのために、手間を惜しまない姿勢がとても印象的でした。
「ちなみにおいしい分、カロリーも高いです笑!それでもペロリと食べていかれる方が多いですよ」
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