2026.01.05

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相棒のロバが「ガス欠寸前」クマを警戒しながら野宿も…元新聞記者の行商と出会い

クサツネがガス欠…

高田さんは「ほら行くぞ」と声をかけますが、リアカーを引くクサツネの足が何度も止まるようになります。

「草を食べたくて止まる。車でいうとガス欠寸前です」

そろそろ今夜の野営先を探す時間です。
条件は、草がたくさんあること。そして、高田さんはもう一つ、大切な確認を怠りません。

「この辺って、クマの出没はどうです?」

近く工事現場の人が「クマは何とも言えんよね。特に痕跡はないけれど」と答えます。

この日の夜は、日本海を見渡せる高台にテントを張ることにしました。
風は冷たく、夜は心細さもあります。
それでもクサツネの好物、芝が豊富にあります。

初日のお客は2人。4袋の塩が売れました。

強い海風の音を受けながら、千葉を目指す900kmに及ぶ行商の旅。その1日目が終わりました。

そして、行商旅の2日目。
スタートしてすぐに、難所が待ち受けていました。

海沿いのトンネルが工事中で、急勾配の峠を迂回するしかありません。

「左!左!左!左!」高田さんは声を上げます。

近づいてくる車が、クサツネは気になるようです。
長い峠の道を蛇行しないように、高田さんが「ほいほい」と大きな声をかけ、リヤカーを後ろから押して進みます。

「後ろから『行くぞ』っていって押すと、立ち止まらずにスタスタと。どんな道でも行けるとわかったら、自由な気持ちが湧いてくる」

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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