2025.12.11

出かける

函館~札幌が1時間ちょっとに!?世界一の海底トンネル記念館で学ぶ、北海道と本州を繋ぐ移動の過去と未来【しろまるドライブ寄り道⑭】

対岸に本州を望む津軽海峡に面した立地と、記念碑にぽっかりとあいた、トンネルを彷彿とさせる穴。……もうお分かりですね?

こちらの記念碑が設置されている公園は「トンネルメモリアルパーク」といい、名前から分かるとおり付近の地下を青函トンネルが通っています。

記念碑の穴(トンネル?)をのぞくと、ちょうど本州が見えました。

1988年に開業した青函トンネルは長さが53.85kmあり、海底トンネルとしては世界一の長さを誇ります。最深部の深さは海面下240mにおよび、国家の一大プロジェクトとして20年以上の歳月をかけて建設されました。現在の福島町に鉄道駅はありませんが、青函トンネルが通る町として、見えないところで本州と繋がっているのです。

北海道側の海面下149.5mには、かつて日本一深い駅の称号をもっていた吉岡海底駅跡(現:吉岡定点)があります。

青函トンネル工事における北海道側の拠点だった福島町をもっと深く知るために、しろまるは町の中心部にある「福島町 青函トンネル記念館」へ寄り道をしました。

青函トンネル記念館は、トンネルの形を模した特徴的な外観をしています。

中に入ると、まず目に飛び込んできた巨大な機械。

入館後すぐに一際目を引くこちらの機械は、3.6mの大きさで岩盤を削りながら進むことができるボーリングマシンです。青函トンネル記念館では、工事で使用された重機械をはじめとして、トンネル建設の背景、交通手段の変化、そして将来的に札幌までの延伸が決まっている北海道新幹線の情報など、北海道と本州間における移動の物語を過去から未来まで展示しています。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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