
外出先で、カギや火の元が心配になることはありますが、俗にいう心配性などと片づけられない、明確な違いがあるのでしょうか。
例えば、鍵を掛けた後も、何度も開けたり閉めしたり、汚れを落とそうと、洗うことを止められなかったり―。
そうした確認行動から抜け出せず、不安を解消できない状態が何時間も続くと【強迫性障害】と診断されるとのことです。
ただ、専門的な医療機関が、まだ十分ではない…との現状もあります。
まだまだ理解が広まっていないなか、当事者や家族は、診断されるまでは、混乱に置かれることになります。
取材した女性の息子さんは、症状も落ち着き、現在は仕事にも就いているとのことです。
また、自身の体験から当事者や、その家族を結ぶ『北海道OCDの会』という集まりで活動を続けています。
『OCD』とは強迫性障害を意味します。
『北海道OCDの会』のホームページには、匿名で相談できるチャットなども設けられているとのことです。
個人個人で症状の程度はもちろん違います。
しかし、自身の闘病記を漫画に描いた元看護師のつくしゆかさんの言葉にもあった通り、それぞれ当事者によってペースは違っても、必ず治る心の病だということに、少し明るい希望が持てるのではないでしょうか。
強迫性障害については、今後も取材を続けて、またお伝えしたいと思います。
取材協力:北海道OCDの会
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年11月17日)の情報に基づきます。
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