2025.12.04
出かける
WEBマガジンSitakkeで連載中の、ちょっと“距離感”がおかしい道民、白丸あすかが描く漫画『しろまるほっかいドライブ~白丸さんは距離感がおかしい~』から、寄り道スポットをご紹介します。
江差をスタートに北海道の最南端を回る旅の中で立ち寄ったのは…
Sitakke読者の皆さまこんにちは。
旅好き北海道民のしろまるです。
本コーナーは道内をドライブする連載企画『しろまるほっかいドライブ~白丸さんは距離感がおかしい~』の作中において登場したスポットを掘り下げて紹介する寄り道コーナーとなっております。ちょっとディープな北海道の世界へご案内!
道南江差を出発し、日本海沿いの「追分ソーランライン」を南へ南へと走るしろまるは、ついに北海道の南端に位置する松前町に到達しました。同町は北海道唯一の城下町として栄えた過去をもち、幕末や本州の雰囲気が色濃く残る観光地です。
まずは市街地中心部に位置し、松前城・松前藩屋敷・寺町などの見どころがある、鉄板スポットの「松前公園」を訪問します。

町のシンボルである松前城(福山城)は、松前家の初代藩主・松前慶広が1606年に築いた福山館を前身とする、1854年に完成した日本最北にして最後の日本式城郭です。天守は1949年に起きた火災によって消失してしまっているため、現在の建物(資料館)は1960年~61年にかけて再建・オープンしたものです。

現在の松前城の天守は再建されたものですが、国の重要文化財にも指定されている本丸御門や、天守を支えている石垣は築城当時から残る遺構として時の流れを伝えてくれます。観光中、石垣に丸い窪みを発見したので 「もしや……」と思って後で調べてみたところ、やはり箱館戦争時の砲撃跡だったようです。

北海道は開拓の土地として明治以降に多くの移民がやってきた歴史的背景から、史跡の系統が本州のそれとは一味違います。道内で日本古来のお城を見学できるのはとても貴重ですね。
前回のお話:【漫画】稚内から札幌に引っ越したら函館が近くなった?(300キロ弱)ので、北海道の最南端をドライブしてみた【しろまるドライブ⑦】
しろまるさんインタビュー記事:北海道の“端っこ暮らし”に憧れて.....。 稚内からご当地ネタを漫画で発信!『しろまる最北日記』著者インタビュー
連載ページ:連載|しろまるほっかいドライブ~しろまるさんは距離感がおかしい~
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