2025.12.08

食べる

「専門店じゃないカレー」がうまい!知る人ぞ知る函館の”秘密のカレー”3選

おばんざい ぶらん(本町)

汗は出るが酒は進む、評判のグリーンカレー。

『グリーンカレー』(1,400円)。できるだけいろんな料理を楽しんでもらえるよう、量はほどほどに。辛さが足りないという猛者は、リクエストすればエスビーが総力を挙げて辛さを追求した「燃辛唐辛子」を投入してくれる。

本町は丸井今井の裏通り。ここに多彩な手料理が評判のおばんざい屋『ぶらん』がある。
今年6月で開店丸2年を迎えたばかりの新しい店だが、店はいつも常連客と新規客で埋まっている。

週替わりの料理の中で、ひときわ人気を集めているのがグリーンカレーだ。

「レシピは特に用意してなくて、あくまで自己流です。まずはベースのペーストをつくって、生のハラペーニョで辛さを調整してます。青南蛮唐辛子も結構入ってますね。私自身が辛いカレーが好きな方だから、わりと辛いかもしれないですね。でもグリーンカレーというのは辛いのが基本だから、本来そういうもんだってわかってる人とか、辛いのは得意だって胸を張れる人であれば大丈夫なレベルですよ」と店主の杉本亜紀子さん。

店主の杉本亜紀子さん。グリーンカレーの辛みの鍵を握るハラペーニョは生のものを使用する。「以前、生がなかったので瓶詰めを使ったんですがどうも違うんです。だからできるだけ生を使います」

撮影後に試食したが、やはり結構辛めで、食後に汗がじんわりと浮かんでくる程度の辛さはあるが、美味いのでスプーンをすくう手は止まらない。

特筆すべきは鶏肉のやわらかさ。下処理に時間をかけ、余計な脂や筋を丁寧に取り除いてヨーグルトと調味料に漬け込んだ鶏肉は、スプーンを軽く入れるだけでほろほろと崩れる。評判のいいおばんざい屋らしい、丁寧な仕事がここにさりげなく顔を覗かせる。

またグリーンカレーだけじゃなく、豚肉と豆のスパイスカレーとかキーマとか無水カレーをつくることもあるので、グリーンカレーにフラれたとしても何らかのカレーメニューにありつける確率はそれなりに高い。

ちなみにこのグリーンカレー、二日酔いが治らない客にも好評だという。「ウコン(ターメリック)がたっぷり入ってるので、二日酔いに効きますよ。二日酔いのプロの私が言うので間違いないです(笑)」

その週のメニューはインスタグラムで随時更新中。

おばんざい ぶらん
北海道函館市本町32-9
0138-85-6320

peeps hakodate

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