2025.11.30

育む

じっくり見たら半日以上!?札幌で「新種」に出会える!大充実の無料スポットを獣医師ママライターが解説

総合博物館の展示の充実度がすごすぎる!

大学の博物館って、なんだか専門性が高そうな感じがして子どもが楽しめるかどうか不安…と感じる方もいるのではないでしょうか?

実は私もそう思っていたのですが…
実際訪れてみて、そのイメージが大きく覆されました。

今回のお目当てだった「サッポロクジラ」以外にも、恐竜や虫など子どもが喜ぶ展示がたくさん!
中には五感を使って楽しめる「感じる展示室」もあり、5歳の息子はまるでアトラクションのように博物館を楽しんでいました。

総合博物館の展示は1階から3階まであり、すべての展示をじっくりと見ていくと半日以上もかかってしまうとか…!?

ここで保管されている約300万点の標本や資料のうちの一部が公開されているそうですが…一部と言っても、本当に展示の種類と数がすごいんです…!

子どもと一緒に回るなら、順路通りにざっくりと見ていくだけでも楽しめますよー!
その中で興味があるものを見つけたら、じっくり見てみるのも良いですね。

子どもの知的探究心をくすぐる恐竜や虫の標本も!

ワニの仲間「デイノスクス」の口はこんなに大きい!食べられちゃいそう〜!

3階の展示「収蔵標本の世界」では、恐竜などの古生物標本や虫などの生物標本が見れます。生き物が好きなお子さまなら、きっと楽しく見てくれるはず!

古生物標本の部屋に入って一番最初に目に飛び込んでくるのは、ティラノサウルスの仲間の「タルボサウルス」やワニの仲間の「デイノスクス」の大きい頭。
まるで私たちが部屋に入ってくるのを待ち構えていたかのような迫力に、大人もワクワクが止まらない…!

パラサウロロフスの全身骨格のレプリカ

壁にはパラサウロロフスの全身骨格のレプリカが!頭の突起(鶏冠)が特徴的でかっこいいんですよね。
実はパラサウロロフスの骨格標本が見られるのは全国で5か所のみ!(筆者調べ)
とっても貴重なんですよー!

図鑑で見るよりも、やっぱり標本は魅力的でついうっとり…

そして生物標本の部屋には、昆虫の標本も!
虫が大好きな息子は、美しい標本を見てうっとりしていました。

北海道の季節はもう冬。本物の虫たちに会えるのは、また来年…。
だけどこうやって博物館に行けばじっくり標本を観察できます。冬の間に、虫の知識を増やしておくのも良いかも…!?

この生物標本の部屋では虫以外にも、植物や魚類などの標本もたくさん!
あらゆる「生き物」の魅力に触れられるなんて、本当にステキな場所ですよね。

総合博物館で生き物の魅力にどっぷりハマっちゃおう!

博物館1階の「ミュージアムカフェぽらす」にて休憩中。背後にはパラサウロロフスが…!

今回は北海道大学総合博物館をご紹介しました。
美しい景観のキャンパスを歩くのも楽しいし、総合博物館は魅力がいっぱいなのできっとファミリーで楽しめるはず!

もし途中で休憩したくなったら、1階にある「ミュージアムカフェぽらす」でソフトクリームやお食事を楽しむのもおすすめです。

サッポロクジラを見た帰りには、札幌の風景がいつもと違って見えるかもしれませんね。
ぜひお子さまと一緒に、総合博物館を楽しんでください!

【北海道大学総合博物館】
所在地:北海道札幌市北区北10条西8(北海道大学キャンパス内)
公式HP:https://www.museum.hokudai.ac.jp/

〈入館料〉無料
〈休館日〉毎週月曜日(※祝日の場合は開館、翌平日は休館)、年末年始(12月28日〜1月4日)
〈開館時間〉10:00〜17:00
〈アクセス〉JR札幌駅北口より徒歩13分/札幌市営地下鉄北12条駅より徒歩9分
※駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。

【連載】「こころ育む、動物ふれあいスポット」

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文:MERI
1991年生まれ、1児の母。東京都出身、2016年より北海道に移住し現在は安平町在住。
牛と馬の産業動物獣医師として勤務したのち、ライター&カメラマンに転身。動物やペットに関する記事を多数執筆。大学時代には馬の飼養管理を担当しながらアニマルセラピーの研究を行う。動物に関する豊富な知識と経験を生かし、動物とのふれあいを積極的に取り入れる子育てを実践中。

編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時(2025年11月)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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