2025.12.04
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約2週間後、早速子どもたちのアイディアが実現しました。
講師に招かれたのは地元のハンター。自らがしとめたシカの角とクマの爪を用意しまし
た。
地元ハンターの橋本誉弘さんがレクチャーします。
「45度くらい。ちょっと角度をつけて、動かしながら。こうやって」
子どもたちは休憩もとらず、やすりで角や爪を磨き続けます。好きな色のビーズと一緒に紐に通したら、完成です。
大滝徳舜瞥学校5年生の児童は「角度とかを考えながら削るのが少し難しかった」と感想を教えてくれました。
地元ハンターの橋本誉弘さんは「感覚の違いや感性の違いが大人になって忘れている部分もあったので、こっちが逆に学ぶような感じもした」と話します。

保護者も、「子どもにとってすごく貴重な体験」と感じたといいます。
子どもから、大滝の好きなところを聞いたという保護者もいました。
「学校のすぐ近くに菊子桜っていう桜があるんですけど、実際自分で見に行ったのは本当に何十年住んでいてもここ何年かで初めて、子どもが学校に行くようになってから。すごいなと思うのは、そういうのを改めて知るっていう機会、いい機会になっているなと思う」

阿部隆之校長は、前向きな変化を感じています。
「ちょっとずつ地域と関わって一緒にやるということが増えていって、子どもたちも地域に目が向いたりとか、地域の方も学校に目を向けたりとか足を運んでもらって、コミュニケーションが増えたことが影響しているのかなと思う」
「今ある魅力」に気づいた大滝の大人たち。きっかけを与えてくれる子どもとともに住民による「地域おこし」に取り組んでいます。

大滝っ子ミーティングは2回目の開催でしたが、前回のミーティングでは、天文台職員である住民のアイディアが実現。
ふだんは宿泊客に限定されているリゾートホテルの天文台に、地元の子どもや大人を招き、星空観測会を開きました。
大滝地区は豪雪地帯のため、1月には雪の滑り台やかまくらを作るほか、餅つきなどをして交流を深めるということです。
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年11月12日)の情報に基づきます。
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