2025.12.04

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平成の大合併は「失敗だった」のか 子どもたちのアイディアが地域の前向きな変化に

次第にマチを離れる人が増えていく…

福祉の村づくり 大滝村開拓100年記念ビデオより 1995年

大滝村では福祉の村作りを進め、地域の子どもが施設の利用者とふれあう機会が多くありました。

しかし合併後、8箇所あった福祉施設は利便性を求めて伊達市に移動したり、働き手不足により倒産したりするなど、4箇所に。

人口流出が進んだ結果、合併から約20年で、人口は半減しました。

子どもが「大滝だからしょうがないよね」

少子化も進み、6年前、小学校と中学校が統合し、大滝徳舜瞥(おおたきとくしゅんべつ)学校が誕生。

阿部隆之校長は、子どもたちに対して感じていることがありました。

「『合併が失敗だった』とか大人が言っているのを子供たちは聞いていると思うんですけど、『大滝だからしょうがないよね』とか、あきらめたような話をすることをよく耳にしていた」

7年前、地域の未来について大人たちで話し合う機会が設けられましたが…

「人口が減り、行政サービスが立ちゆかなくなるなるのではないか」

「昔のように大滝が繁栄することはもうない」

そんな否定的な意見が多くあがり、住民の目は、地域に「ないもの」や「できないこと」に向けられていたのです。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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