2025.12.03
暮らす
「持続可能で国際的な競争力が高い」との理由から、倶知安観光協会は10月に「先駆的DMO」の登録を受けました。
倶知安観光協会の鈴木紀彦事務局長は「やっぱり日本の従来の観光協会だと限界が出るところで、DMOの役割は地域住民にも寄り添わないといけない」といいます。
倶知安観光協会では、ホテルの宿泊データを分析して、地元の事業者にフィードバック。食材の仕入れや人材確保のヒントにしてもらっています。
つまり、マチぐるみで観光を「経営」する…それが「先駆的DMO」なのです。
それだけではありません。インバウンドの拡大に伴う、地元を悩ませる物価上昇という課題にも。
マイナンバーカードを活用して、アプリで町民であると証明すると…日帰り温泉や飲食店も、おトクに利用できます。

例えば、スキー場のリフト券は1万1000円が、なんと3000円に。
観光ビジネスだけじゃなく「地元に暮らす人にも優しい」、そんな地域全体に役立つDMOが注目されています。
「住んでいる人がハッピーじゃないと、来る方もハッピーに感じない。住んでよし、訪れてよしがDMOの大原則」鈴木紀彦事務局長は明言します。
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