2025.12.05

暮らす

-10℃でも車を「避難所」にできる技「車中泊が趣味」の防災士が楽しみながら実践&伝授!

③窓から断熱

防災グッズは買うだけではなく、手作りでも用意することができます。
篠田さんが手に取ったのは…。

「お、ありました。お風呂の保温シートです」

こちらの保温シートはお風呂の浴槽に入れて使うものなんですが、今回は窓の断熱に使います。
専用のものは高価になってしまうので、手作りに挑戦!

必要なものは、お風呂の保温シートに吸盤、ハサミ、先のとがったドライバー、メジャーです。

窓のサイズをメジャーで測ったら、シートをハサミでカットしますが、ここにもポイントがあります。

「サイズはかっちり作らなくても、むしろ大きいなぐらいの方が窓全体を覆うこともできるので」

あえて大きめにざっくり作ってOK!
四隅にドライバーで穴を開け、そこへ吸盤を取り付けて完成です。
案外簡単にできることに驚き!

この断熱シート、冬は銀色の部分を室内側に向けると効果的だそうですよ。

「生きる防災」にするために

いざというとき、どうやって健康で快適な避難生活を送ることができるか。
ヒントは案外、すぐそばにあります。
さらにそのヒントを実践に移すことが、生きる防災につながります。

篠田さん自身も、車中泊の経験が何度もあるものの、最初のころはちょっとした段差で眠れなかったり、周りの目が気になったりと、普段と異なる環境に苦労したそうです。

それでも先ほどご紹介した断熱シートのように、ちょっとした工夫で車内の環境をすごく良くすることができると話します。

最後に防災において、大切なことを話してくれました。

「『防災』とは備えて安心というものではありません。本当に大切なのは、災害が起こったときにそれらが本当に使えるものかどうか、ということです。これを機会に家族と話し合って、そして何よりも楽しんで実践していただければと思います」

【特集】“じぶんごと”防災

文・編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時(2025年11月)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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