2025.12.05

暮らす

-10℃でも車を「避難所」にできる技「車中泊が趣味」の防災士が楽しみながら実践&伝授!

冬の災害時におけるポイント

篠田さんがまずポイントとしてあげたのが「なんといっても寒さを防ぐこと」。
冬の車内は-10℃を下回ることもよくあります。

そこで、篠田さんが紹介するお役立ちアイテムは5つ。

使い捨てカイロやポータブル電源、窓用断熱シートにエアーマット、そして寝袋です。

それもホームセンターでそろうものばかり!さっそく見に行ってみることに。

①カイロ

おなじみのカイロはお手軽ですでに備えている人も多いかもしれません。ですが、冬本番を前にチェックしてほしいというのが「使用期限」です。

「期限が切れてしまうと発熱時間が短くなったり、温度が安定しなかったりしますので、定期的に確認しましょう」

②ポータブル電源

キャンプでもおなじみのポータブル電源。

冬にエンジンをかけっぱなしにすると、雪で排気ガスが車内に充満し、一酸化炭素中毒の恐れがあります。
そのためエンジンとは別に電源を確保することが大切です。

「ソーラーパネルがあれば充電もできますよ」と篠田さんがアドバイスします。

そのポータブル電源選び、注意点が3点あります。

まずは「使用可能温度」。

北海道で使うには「-10℃以下」を目安にしましょう。
気温が-10度に下がっても実際に電源が使えるということになりますので冬でも安心です。

次に「定格容量(Wh)」。
これはは、1時間で供給できる電力量を表しています。

篠田さんが選んだのは1000Wh以上のもの。

「これぐらいの容量があればスマートフォンが100回ほど充電できますし、電気毛布であれば半日ほど使える計算となります」

最後に「定格出力」。1500W以上あると安心です。
家のコンセントと同じ感覚で使えるので、電子レンジやケトルなどで温かい食事や飲み物をとることができます。

このポータブル電源、大事なのは保管の方法。
高温になりがちな夏場は車内に放置すると危険です。
車に乗らないときは自宅で保管しましょう。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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