2025.11.23
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「防災下着セット」の中身はハーフトップ2枚とショーツが2枚、使い捨てコットンシートが7枚と消臭サニタリーポリ袋3枚です。
サイズはM.L.LL.3Lの4展開。
サイズ展開を思い切って減らすことで選びやすくしたのが大きな特徴です。

サイズは少ないですが、それをカバーするために伸縮性にはとてもこだわっています。
とにかくよく伸びて、締め付け感がなく体にフィットしてくれます。
ショーツのクロッチ部分は竹炭で防臭加工が施されていてさらっと快適。
すっぽりとお尻を包み込む形で鼠径部を締めつけないのでリラックスできます。

そして、デザインや色も思い切って一択にしています。
「避難所で洗濯などをすることを考えると、より『下着すぎない』デザインにしようと考えました」と広報担当の梅井佑希子さんが教えてくれました。
東日本大震災など、被災者に行ったアンケートから見えてきたのは「発災から7日間、支援物資が届くまで」と、その後約1か月と想定した避難生活の2つに対応する必要性でした。

まず、物資や給水車が来るまでの7日間は、使い捨てコットンシートを利用しながら洗濯ができない中で対応。
コットンシートはナプキンの約200倍の通気性があり、衛生面でも優れているといいます。
その後は徐々にライフラインが復旧していく中でも2セットずつある下着を洗濯して使いまわすことを想定。
速乾性の生地で、手洗いでも早く乾きます。
「清潔で快適な下着は心の安心につながる」
その安心が心の余裕になって、周りの誰かへの思いやりにつながるのではないでしょうか。
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