2025.11.25
みがく
昼間のお稽古にはじまり夜のお座敷が終わるまで、一緒に過ごす時間も長いですし、お姐さん方とは本当の「姉妹」のような関係性であると感じています。
「姉妹のような関係」といっても、普通の会社よりはやはり上下関係がはっきりしています。
花柳界では年齢は関係なく、芸歴順(この世界に入った順)で「お姐さん」「妹」が決まります。
お姐さんに対しては「気配りをする」ことが特に大切です。
細かいところでいうと…
・エレベーターの扉をおさえる、ボタンを率先して押す
・のれんがあれば開けて待つ
・重い荷物があれば進んで持つ
・飲食をするときはお姐さんが口をつけるまで待つ
・もし順番が逆になってしまう場合は「お姐さん、お先です」と一言添える
などがあります。
とにかく、「何をするにも先輩優先!」といったところでしょうか。
私もたいがいボーっとしていることが多いので、まだまだ至らない点だらけで恥ずかしいのですが…。

「令和のこの時代に?」と感じる方も多いかもしれませんが、これらは芸や文化を継承するため、学ばせていただきます!という姿勢を示すため。
そしてなにより、お座敷を円滑にスムーズに進めるために「気遣い、心配り」が大切になってくるんですよね。
私も、いつまでも謙虚な気持ち・思いやりを忘れず、お客様に楽しんでいただけるようこれからも精進していきたいなと思います。
***
連載さっぽろ芸妓日記」
文:さっぽろ名妓連 こと代
編集:Sitakke編集部あま
<「こと代」プロフィール>
札幌生まれ、札幌育ち。2018年にお披露目して以降、現在も最北の花柳界「さっぽろ 名妓連」で芸妓として活動中。開拓期から続く北海道の花柳界文化をたくさんの方に 知っていただくべく日々奮闘中。飼い猫達と遊ぶことが日々の癒し。
※掲載の内容は記事執筆時(2025年11月)の情報に基づきます。
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