2025.11.27

食べる

チーズコンテストの常連!一貫したこだわりから生まれる世界品質の十勝チーズ

創業から約5年で、チーズコンテストの常連になりつつあるTOYO Cheese Factory。その実績の裏には、高い技術と情熱がありました。

高品質をかなえる妥協なきこだわり
芽室町 TOYO Cheese Factory(トーヨーチーズファクトリー)

同工房の看板商品〈age07Hard〉〈age04Cheddar鰹KATSUO〉。美しいパッケージも目を引く。07は七海牧場(更別村)の生乳のみを使用し、12カ月以上熟成。04鰹は国産本鰹の厚削りを加え、うま味を相乗する

2020年に創業したTOYO Cheese Factory。十勝にあるチーズ工房としては歴史が浅いものの、既に国内外のコンテストで輝かしい結果を残している。昨年は日本最大級のチーズコンテスト「ジャパンチーズアワード」のラクレット部門で〈age02Raclette〉が金賞・最優秀部門賞、〈age04Cheddar鰹〉が銀賞を受賞するという快挙。さらに今年9月、フランスで開催された国際的なチーズの祭典「モンディアル・デュ・フロマージュ」でも、ハードタイプのチーズ〈age07Hard〉がブロンズ(銅)メダルを獲得した。

世界のコンテストで獲得したメダルや賞状などを展示するコーナー。工場は事前の電話申し込みで見学可

世界品質のチーズは、一貫したこだわりから生まれる。自社のミルクタンクローリーで集乳して鮮度を大切にするのはもちろん、仕入れは十勝にある4つの契約牧場に限る。しかも合乳せず、各牧場の生乳を単一で使うという徹底ぶり。さらに国際規格の食品安全基準「FSSC22000」を取得し、衛生面においても高いレベルを保持している。

代表取締役の長原覚さんは、農作物用の紙袋などを製造する「東陽製袋」の代表も務める。「十勝の農業に貢献したい」と一念発起して、チーズ製造に挑戦。「10年以上におよぶ構想が実を結びました」。世界の市場も見据えており、2年前からシンガポールに輸出も行う。

多くの作業は自動化されており、品質の均一化や持続可能な作業システムを構築している

ハードチーズやラクレットチーズなどが並ぶ熟成庫

国道38号線に面して建つ工場。自社のミルクタンクローリーを持ち、十勝管内にある4つの牧場から生乳を集荷する

Chaiでじ

十勝毎日新聞社が月1回発行する、グルメ、スイーツ、イベント、ファッション、美容・健康、住宅情報などなど情報満載の『十勝の生活応援マガジン』のデジタル版! 十勝観光やドライブなどにもぜひお役立てください♪

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