
デフリンピック国内勢最年少の選手は14歳。
北海道北広島市出身の水泳・日本代表の川眞田結菜選手です。
生まれつき重度の難聴で、2歳から「人工内耳」を装着して暮らしています。
水泳を始めたのは5歳。負けず嫌いの性格で、ハードなときには週に6日練習。得意の背泳ぎで、北海道内中学生のトップに躍進しました。
背泳ぎの好きなところをたずねると「上を向けて呼吸が自由にできること。出場できるかわからなかったが、選ばれてホッとした」と話してくれました。

JSSスイミングスクール清田の菅野恭平ヘッドコーチは「長い腕をうまく使える。体が1ストロークで多く進むのが結菜選手の一番の特徴」と話します。
水泳を勧めたのは、父の川眞田裕さんです。結菜さんの難聴が分かったときに、決意したことがあります。
「ビッグチャレンジだと思った。この才能を何に生かせるのか。本人が何に対して、楽しみに変えることができるのか、一緒に考えていけると思った」
家族、友人、コーチらの支えを胸に世界の舞台に立ちます。
「とても緊張するけど楽しみ。五輪とパラリンピックだけではなく、デフリンピックもあることを教えたい」と抱負を語ります。

日本からは約270選手が出場予定です。そのうち北海道の選手は7選手、北海道出身の選手を含めると12選手になります。
男子バドミントンの森本悠生選手は、札幌市出身の18歳。北海高校で練習を重ねて初出場です。
長原茉奈美選手(31)は、北海道帯広市出身。2017年のトルコ大会では銅メダルを獲得しています。
日本では初めての開催となる東京2025デフリンピックに注目です。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年11月5日)の情報に基づきます。
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