2025.11.16

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海のマチなのに…函館に実はなかった水族館 70年の悲願「地元の海を体感」実現目指す

「函館にも水族館がほしい」

「イカのマチ」北海道函館市で、ある施設を作ってマチを盛り上げたいと市民の気運が高まっています。

10月、函館で行われたトークイベント「道南EXPO!2025」。そのテーマに、地元の人たちの心が躍りました。

『みんなで道南に水族館がある未来を描く』

函館に「水族館」を作ろうというのです。

水族館構想の発起人である齊藤いゆさんは「水族館に行ったこと、楽しんだことは、一生なくならないと思っている」と力強く話します。

海のマチなのに、ありそうでなかった水族館。

市民も「子どもが水族館が大好きで、函館にも水族館がほしい」と注目しています。

「きょうこの日がキックオフとなって、新しい水族館の構想につながったらうれしい」と話す齊藤いゆさん。

ふくらみ始めた夢は叶うのか、取材を進めました!

海のマチなのに…

「ホシザメというサメなので身の質が透明なんですよ」

齊藤いゆさんが働くのは地元の水産卸会社。そのかたわら、『おさかな専門シンガーソングライター』として、魚にフィーチャーした楽曲の制作や、海や魚とふれあうイベントも手掛けています。

なぜ、水族館を作りたいと思ったのでしょうか?

「海のマチなのに子どもたちが海と接する機会がなかったり、魚に触れる機会がないなと肌で感じていて、海と生きる人たちと関わる機会を作れるのが水族館じゃないか」

漁業の不振と後継者不足で、活気が失われつつある函館。

サメフライバーガー

齊藤さんは「使われない魚の新商品」をプロデュースするなど、函館を活気づける取り組みをしています。

「道南は、森もあって川もあって海もあるところなので、生き物の変化も楽しめる水族館があってもいいのではないか」

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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