2025.11.14

出かける

札幌に「コウモリ」がたくさんいる!こんな場所にも?何を食べるの?現地調査してわかった、意外なこと

お顔の個性いろいろ!

そして一番大事なことは「コウモリは意外にかわいい」ということ。

カグヤコウモリ。つぶらな瞳がたまりません!

コテングコウモリ。授業中寝てるときってこんな感じでしたよね?

手に載せると赤ちゃんみたいです。
※建物の中にいたので外に出すときの様子。

キクガシラコウモリ。個性が強い!!(笑)

このようにコウモリって意外に身近にいる生きものなんです。札幌の街中でも、実は夕方ふと空を見上げるとコウモリが飛んでるかもしれません!

いかがですか?
コウモリって吸血鬼と一緒にいたり、古い館や洞窟からお化けと一緒に出てきたりと「怖い」「気持ち悪い」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、実はたくさんの種類がいて、人にとっては害虫となる虫たちを食べてくれたりもしているんです。

そしてコウモリたちは種類によって生活する場所や食べものが違うので、札幌にコウモリがたくさんいるということはそれだけ様々なコウモリたちが住める環境がある、つまり「自然が豊かな街」であるという証拠でもあるんです!
滝野すずらん丘陵公園で複数の種類のコウモリが見つかっているのも、森だけではなく花畑や遊具、川、キャンプ場、さまざまな人工物など多様な環境があるからなんだと思っています。

ただこんなにナゾが多くかわいいコウモリですが、さまざまな病気の媒介をすることがあります。また爪が鋭く引っかかれたりすることもあるので、見かけても近づきすぎたり素手で触ったりしないようにしてくださいね。

今年はもう冬眠に入る時期ですが、雪がとけて春になったらふと見上げたビルの間や近所の公園にもその場所が好きなコウモリがいるかもしれないので、探してみてください!

連載「森に行こう! ~身近な自然におもしろさが詰まっている~

文:森の住人 KENTA
国営滝野すずらん丘陵公園 自然環境マネージャー。1978年札幌生まれ京都育ち。約6年間のサラリーマン生活を経て、森についての知識・経験ゼロの状態で滝野の森ゾーンの担当になり、様々なイベントの企画や広報、森づくりなどを担当。公園内にヒグマが侵入した際は専門家と一緒に現場の最前線で調査を担当。滝野の森staffXにて監視カメラを使った野生動物たちのリアルな様子などを発信中。

編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は記事執筆時(2025年10月)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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