2025.11.17
ゆるむ
オレンジ色みがかった画面の中にたたずむエゾリス。
口には木の実をくわえていて、その足もとには紅葉の赤、そしてよく見ると〝耳毛〟が伸び始めています。
シンプルな画面ながら〝小さな秋〟がちりばめられていて、とっても美しくて、かわいらしいお写真ですねー。
エゾリスは、冬眠はしないので、冬の間のごちそうは、秋の間に集めて、地面に埋めたり、木の穴に貯めこんだりしておかなくてはなりません。
夏がやっと終わったと思ったら、急にやって来た冬の気配に、あわてて冬支度の仕上げをしているのでは?と想像します。
しかしながらことしは、ドングリをはじめ、ナナカマドの実のなりがほぼゼロという〝凶作の年〟です。
木の実だけでなく、川に遡上する、カラフトマスや秋サケも、大きく減少しています。
北海道の動物たちにとっては、いつも以上に厳しい〝試練の冬〟になりそうです。
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