2025.11.14
出かける
住宅地でのクマの出没や被害。
その原因のひとつが「放棄果樹」です。
人口減少などに伴い、山と住宅地の間のエリアに、誰も管理しなくなった「耕作放棄地」が広がっています。そこにある「放棄果樹」で、クマは人に追い払われることなく果実を食べられます。
そうした経験が、住宅近くの畑や家庭菜園までクマが引き寄せられる原因になるのです。
札幌の環境市民団体「エコ・ネットワーク」は、こうした「放棄果樹」を伐採するボランティア活動を行っています。切った木は、参加者が自宅のまきストーブ用などに持ち帰ってもいいことになっています。循環型のクマ対策です。

そのボランティアで伐採されたサクランボなどの木を、この学校では木工作業の実習に使っているのです。
サクランボの木はあまり流通することがなく、希少価値の高いものだといいます。さらに、固くて加工がしやすいことも、実習に適しています。
今回の販売会でも、クマ対策のボランティアから生まれた木が、実用的な製品に生まれ変わって登場する予定です。
希少な木材を使って、一つひとつ手間をかけています。

心がこもった、手作りの品々。
会場では、作業の様子の見学をすることもできます。
生徒たちの応援、クマ対策の応援も兼ねて、お気に入りの製品を探してみてはいかがでしょうか。
日時:2025年11月17日(月)午前10時半~正午 ※販売は売切れ次第終了
場所:北海道白樺高等養護学校(北海道北広島市輪厚621)
学校は、「駐車場を利用する場合は、1家庭につき1台でお願いいたします」と呼びかけています。
詳細はホームページ からご確認ください。
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画像提供:北海道白樺高等養護学校
文:Sitakke編集部あま
編集:Sitakke編集部IKU
※写真でご紹介したのは一部のイメージです。販売数には限りがあります。
※掲載の内容は記事掲載時(2025年11月)の情報に基づきます。
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