2025.11.13

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ドライブ旅にもおすすめ!十勝ワインの聖地・「いけだワイン城」をまるっと楽しむ!ガイドツアーレポ 【しろまる寄り道⑫】

池田町のワインづくりは、1952年(昭和27)に発生した十勝沖地震と翌年から続いた冷害の苦境から脱するために、山野に実っていた「山ブドウ」から着想を得て始まりました。寒暖差の激しい十勝の気候はブドウの栽培に適しておらず、先人たちの涙ぐましい努力と度重なる交配・品種改良を経て、今の十勝ワインが存在しています。

池田で独自開発されたブドウの中で代表的なのは以下の3種です。

清見(きよみ)
一番最初に池田で誕生した独自品種。冬期間、雪が降る前にブドウの樹を土に埋める「培土」という作業が必要。香りのバランスがよい味で、爽快な酸味の奥に豊かさを感じられるワインになる。

清舞(きよまい)
清見種と耐寒性のある山ブドウを交配させた品種。強い酸味と軽快な味わいが特徴。

山幸(やまさち)
清舞と同じく清見種と耐寒性のある山ブドウを交配させた品種。色が濃く、渋みや味わいの深さが際立つ。

ガイドツアー終了後はワインのテイスティングがおこなわれますが、しろまるは車の運転があるためスキップ。かわりに4階にあるレストランでお昼ごはんを食べてきました。丘の上に建つワイン城のレストランは、長閑な十勝の風景を見ながらゆったりと食事ができます。

十勝産牛のハンバーグセットに、せっかくなので山幸のぶどうジュースを追加注文。高級なジュースと聞くと濃厚なイメージがあったのですが、この山幸ぶどうジュースはあっさりとした飲み口のあとに酸味が効いてくるタイプで新鮮な感覚でした。

今回訪問した池田町のワイン城は、車で来ていたりお酒が苦手だったりしても十分に満喫できる寄り道スポットでした。池田駅からも歩くことができる距離にありますので「せっかく行くからにはお酒を飲みたいよ!」という方は、公共の交通機関で訪れて思う存分十勝ワインを楽しみましょう。

屋上からは池田町の景色と施設の裏手に広がるブドウ畑を一望できます。それにしても最高の十勝晴れです。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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