2025.11.18

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世界が注目する味を、北海道から――「ふらのワイナリー」と「ドレーヌメゾン」が描く北海道産ワインの未来

そして樽貯蔵庫では、訳アリのアシリフラヌイ ケルナー2023を、特別に頂くことに。『実は若干酵母が残っており、再発酵の危険性があるため、自主回収した商品なのです。ただ人体に害などは全くなく味はとても美味しいので、せっかくの機会なので味わってみて下さい。』

微妙にシュワッとしているの、お分かりになりますでしょうか?“ペティアン”と呼ばれる微発泡系に仕上がっていて、コルクだと飛んでしまうことがあるのです。
でも味自体はドライに仕上がっていて、個人的にはこれを購入したい(笑)
それはさておき、モノを造るって全てにおいて大変なことなんだなぁと、改めて実感したわけです。

醸造所を見学したのちに、少し移動して畑までやってきました。こちらには高橋氏の苗木づくりの技術を受け継いだ馬場さんという職員の方がいらっしゃいました

なんでも彼女はとてもセンスが良いそうで、高橋さんも安心なんだとか。というのもぶどうは台木に接ぎ木をする作業があるのですが、それには感覚的なものも必要らしく、一年目にしてその感覚の良さを発揮したそうで・・・『いえいえ、私なんてまだまだです』とおっしゃってはいましたが、今後のふらのワイナリーも安泰のようです^^

今北海道にはワイナリーやヴィンヤードが急増していて、2025年9月現在で73社、来年までに80社になるのではと、高橋氏。そのため苗木が圧倒的に足りていないそうです。
その苗木を増やすのも、高橋氏の仕事の一つだそうですよ。
富良野地区のワインはもちろんですが、北海道・日本全体のワインのことを考えて活動されているようです。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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