
活字離れにあの手この手…。
読書の秋ですが、本好きにはたまらないツアーが札幌で開催されました。
本に囲まれて過ごす一夜。
”書店に住んでみる”ツアーに密着しました。
本屋さんで、あろうことか、床の上やベンチに寝そべって、本を読む人たち。
「めっちゃ爽快感ある。やっちゃいけないことを堂々とできて」
参加者がうれしそうに話します。
北海道で初開催の「書店に住んでみるツアー」です。

10月25日午後9時、営業を終えた丸善ジュンク堂書店札幌店。
なぜか、止まったエスカレーターを歩いてのぼる人たちが…
「普段読まないジャンルの小説とかを読めればと思ってきました」
「せっかくのイベントなので、寝ないでたくさん本を読めるようにがんばりたい」
みなさんの目的は、この書店で一晩過ごすこと。
その名も「丸善ジュンク堂に住んでみるツアー2025」。
この企画は10年前、「ジュンク堂に住みたい!」という1件のSNSの投稿をきっかけに始まりました。
これまで年1回、東京、大阪など実施されましたが、ついに今年、北海道で初めて札幌で開催されることに。
MARUZEN&ジュンク堂札幌店の菊地貴子店長は「満を持して札幌での開催、大型店舗なので地下2階から4階までゆっくりお客様にご覧いただきたいと思っている」と話します。
閉店後の店内で一晩、本を読み放題という読書家には夢の時間です。
「690件の応募があり、それを勝ち抜いた5組10名様。すごい倍率だった」
抽選の倍率は、なんと138倍という狭き門でした。
「本を読むぞー!おー!」
参加者たちはやる気満々です。
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