
お昼どきの札幌市役所の地下食堂。
市民も利用でき、毎日にぎわっていますが、10月27日の日替わり定食の主役は札幌で大きく育ったあのキャベツでした!
貴田岡結衣記者が「大きい!重い!」と驚きの声をあげます。

ひと玉の直径は約50センチ、重さは10キログラム以上、ふつうのキャベツの10倍をゆうに超える巨大キャベツ「札幌大球(さっぽろたいきゅう)」です。
昭和の初めごろから市民の冬用の保存食としてニシン漬けなどに使われた札幌伝統の野菜ですが、農家の高齢化で一時、生産が途絶えるピンチがありました。
いまは市民団体が畑のオーナーを募集して、栽培の伝統を受け継いでいます。
そんな地元の野菜を市民にも味わってもらおうと「札幌大球」を使ったメニューが札幌市役所の地下食堂で提供されました。

厨房におじゃますると、包丁を入れるのもひと苦労…
切っても切ってもまだ大きいキャベツをダイナミックに炒めて完成したのは「豚肉とキャベツのオイスター炒め」です。
炒めても、形が崩れにくい「札幌大球」の特徴を生かした一品です。

炒めても食感はシャキシャキ!
歯ごたえたっぷりの一品に試食した人も絶賛です。
札幌市役所地下食堂の堤道弘調理長は「札幌市内の方だけでなく、地方の人にも幅広く楽しんでいただければ」と話していました。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年10月27日)の情報に基づきます。
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