
登山が趣味の堀内アナは、「自然の中で働く魅力」にすっかり共感。
ただ、専門学校で学んだり、資格を持っていたりと、特別な知識や技能がないと挑戦できないのか、という疑問も出てきました。
異業種から40代で転職し、現在2年目の龍輪さんは、「資格をとるための支援も手厚い」と話します。
費用は国の支援制度と職場の補填を組み合わせてまかなわれ、自己負担はないといいます。
「来週から美唄の林業試験場で座学や実技講習がありますが、出張として業務で行かせてもらえて、給料をもらいながら勉強できるので、すごくありがたいです。宿泊棟もあって、宿泊費も自己負担はありません」

龍輪さんは函館出身で、埼玉で育ちました。子どもの頃、夏休み・冬休みは祖父母を訪ねて函館で過ごしていて、「いつか函館に住みたい」という思いがあったといいます。
いざ函館に帰りたいと思ったとき、「せっかくなら自然の中で体を動かして働きたい」「毎日、函館山を見て働けたら幸せだろうな」と思い、「山で働ける職場はあるだろうか」と探し始めたといいます。
まずは行政の就労支援を活用して、林業とは何かを学ぶうちに、「はこだて広域森林組合」に出会いました。

40代からの未経験分野への転職に、不安はなかったのかも聞きました。
「思い立ったときに動かないと、どんどん年をとっていくので、やるなら早いうちにと思って。この道を選んで、よかったです。後悔は何一つない、楽しくてしょうがないです。転職したタイミングもよくて、この班に入れて、みなさんいい方なので、本当によかったです」
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