
「後悔は何一つない。楽しくてしょうがない!」
笑顔で生き生きと、仕事の魅力を語ってくれました。
北海道の魅力のひとつである、豊かな森林。
その価値を守り、育てる仕事が「林業」です。

日々、趣味の登山を通して森林の恵みに感謝しているHBCアナウンサー・堀内美里が、登山連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」の番外編として、「はこだて広域森林組合」を訪れました。
これまで林業に持っていたイメージとの違いを感じ、驚く場面も。
堀内アナは取材を通して、「現代人が憧れる働き方では」「アナウンサーの仕事も楽しいけれど、もうひとつパラレルワールドがあったらここで働いていたかも」と感じるくらい、たくさんの魅力を教えてもらいました。
「はこだて広域森林組合」の仕事の魅力を、3つのポイントでお伝えします。
【この記事の内容】
・魅力①森林を守り育てることで、地域社会に貢献…観光地まで
・魅力②変わる働きやすさ…心も体も生き生きと
・魅力③性別を問わず、未経験からでも
・自然の中で働く
・興味を持った方へ、メッセージ
「はこだて広域森林組合」は、道南の函館市、北斗市、鹿部町、森町、木古内町を中心に森林を管理しています。
職種は主に2つあります。
今回は、現場で働いている4名と、事務や管理を担当している2名に、仕事の魅力を聞きました。

林業というと、常に森林の中にいるイメージがあるかもしれませんが、阿部さんと部屋さんは、屋外と室内の仕事が半々くらいだといいます。
阿部さんは、「補助金の申請や、現場作業の前に必要な申請などを担当します。調査で山に入ることもあります」と話します。
部屋さんは、「今の職種では、女性だから困ったことはないですね。現場でも、今は重機や機械もあるので、性別を問わず活躍の幅は広がっていると思います」と話していました。

阿部さんがやりがいを感じるのは、「現場が終わって、お客さんに“お返し”できたとき」だといいます。
「土地を所有している方から相談を受けることがあります。中には、親から森林を相続したけれども、具体的にどこの場所なのかなどがわからないという方もいます。そうしたときに『あなたの土地はここです』から探して、その土地の森林を調べて、作業をご提案します」
現地調査を経て、その土地の森林を木材として有効活用できるとわかり、販売できた際は、お客さんにもお金を返せるケースがあるそうです。
「『こんなにもらえるんですか』と喜んでもらえることもあります。お客さんの資産なので、ただ持っているだけではもったいないですよね。それを私たちが見つけて、お返しできたときは嬉しいです」

現場作業も、常に森林の中ではありません。
5~10月は、道路や河川、公営団地などの草刈りが中心で、11~4月に森林整備や木材の生産を行うといいます。
龍輪さんは、「草刈りで、すごく好きな場所があるんです」と教えてくれました。
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