2025.11.18

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大人の富良野旅で出会う、ぶどう畑に息づく情熱――「カムイ・メトッ・ヌプリ」と「多田農園」が育む北海道産ワインの可能性

1901年に兵庫から入植した農家がワイナリーへ!

次に訪れたのは、こちらも上富良野町にある【多田農園】さん。農園というだけに、最初はニンジンや玉ねぎを栽培する農家さんでした。

それが今では約10000本・8種類のぶどうを植え醸造もする、富良野では2番目となるワイナリーに。

写真に写っていらっしゃるのが、オーナーの多田さん。いったいなぜ、ワイン造りを始めることになったのでしょうか?

「実は昔からワイン造りには興味があり、書籍などを読んでおりました。その当時新しいワインの生産地として注目されていたナパ・バレーを視察する機会があり、25年前のワインに対する思いが少し蘇ってきました。そして2007年に偶然岩見沢にある宝水ワイナリーに立ち寄った際、当時の社長との出会いが縁で、余っていたぶどうの苗木を植えないかとの誘いを受け、700本のピノ・ノワールの苗木を譲り受けたのが始まりです。」

そこからバッカスやミュラー・トゥルガウ、シャルドネなど、徐々に品種を増やしていったそうですが、寒冷地での栽培は苦労も多く、メルローは凍結で一度全滅したことも・・・そんなお話を聞くと、北海道の冬の厳しさを実感します。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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