2025.11.18
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カムイ・メトッ・ヌプリで栽培しているぶどうは全て山幸。北海道に自生していた山ぶどうのルーツを持つ品種。富良野地区は山々に囲まれた盆地で、寒暖差も厳しい場所。山幸は耐寒性もあり病気にも強いことから、より自然な環境でワイン造りをしていきたいカムイ・メトッ・ヌプリにとって、理想的なぶどうだったのです。
厳格な自然はワイン造り(バイオダイナミック農法※)を行っているので、農場に撒く肥料もすべて自作。この辺りに興味がある方はぜひ、色々と深堀してみて下さい。
※バイオダイナミック農法とは・・・
化学肥料や農薬を使わず、天体の動きや自然界のエネルギーを農業に取り入れ、農場そのものを一つの生命体として捉える農業システム。
ワイン造りに対する想いを丁寧に説明してくれた、遠藤さんと浜田さん。自社のワイナリーが完成するまでは、岩見沢の10Rワイナリーで委託醸造していただき、醸造技術も学んだそう。現在は7.5ヘクタールの畑で山幸を栽培し、約10トンを収穫。2024年ヴィンテージは約10000本のワインが誕生。また、近い将来直売所も予定しているそうです。
今回は大人の富良野旅ということで、特別に醸造所内で“ミンツチ2024”を開けていただきました!
オサナイは何度も山幸のワインを飲んだことがあり、山ぶどう特有の渋みがあるワインだなという印象がありますが、ミンツチは言われなければ山幸とは思わないようなフレッシュなフルーツ感があり驚きました。ただ、あとからじんわりと山ぶどうらしさも感じることが出来、今までにない山幸の味わいに驚きを隠せませんでした。
案内人の高橋シニアソムリエ(元ふらのワイナリーの醸造責任者で、2024年に独立)も、ちょっと驚いていた様子。山幸でこのような味わいが出るとは、北海道のワインの可能性がさらに広がった瞬間でした。
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