
終着駅へ着いた地下鉄の車両は、ホーム奥にある留置線で一時停止。
そして出発のため、ホームへ戻る車両が転轍機を通過しました。
すると走行する方向が切り替わり、反対側のホームへ戻る仕組みです。
さらに、札幌市営地下鉄の運行上、欠かせない備えも…。
穂苅浩己東豊線乗務主任は「栄町のような方式を“奥取り”と言い、栄町と東西線の新さっぽろ駅などがある」といいます。

車両を留置線に移動させることで、終着駅のホームを常に空けることができます。
これが“奥取り方式”です。
スムーズに次の車両が入線でき、ラッシュ時の遅延を防ぐ、重要なシステムです。
終着駅の先にあった地下空間。
安全運行のための、さらなる重要な役割も果たしています。

車両の下や側面を点検、整備するピット線。
集電装置「パンタグラフ」の点検も行ったり、タイヤ交換用の巨大なジャッキも備えられていたりもします。
終着駅のさらに先を探ってみると、“命の整備基地”ともいえる存在を知ることができました。
文:HBC報道部もんすけ調査隊
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年10月17日)の情報に基づきます。
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