2025.11.08

暮らす

終着駅の立ち入り禁止の先に何がある?闇のなかに浮かぶ白いアートの正体は

命の整備基地

終着駅へ着いた地下鉄の車両は、ホーム奥にある留置線で一時停止。
そして出発のため、ホームへ戻る車両が転轍機を通過しました。

すると走行する方向が切り替わり、反対側のホームへ戻る仕組みです。
さらに、札幌市営地下鉄の運行上、欠かせない備えも…。

穂苅浩己東豊線乗務主任は「栄町のような方式を“奥取り”と言い、栄町と東西線の新さっぽろ駅などがある」といいます。

車両を留置線に移動させることで、終着駅のホームを常に空けることができます。
これが“奥取り方式”です。

スムーズに次の車両が入線でき、ラッシュ時の遅延を防ぐ、重要なシステムです。

終着駅の先にあった地下空間。
安全運行のための、さらなる重要な役割も果たしています。

車両の下や側面を点検、整備するピット線。
集電装置「パンタグラフ」の点検も行ったり、タイヤ交換用の巨大なジャッキも備えられていたりもします。

終着駅のさらに先を探ってみると、“命の整備基地”ともいえる存在を知ることができました。

文:HBC報道部もんすけ調査隊
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年10月17日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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