2025.11.09
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もうひとり、注目を集めたのが大樹町のインターステラテクノロジズです。
2021年の最後の打ち上げからすでに4年。
現在、人工衛星を載せる大型ロケットZEROの開発を進めていますが、次の打ち上げはいつごろになるのでしょうか?
「ロケットエンジンでいうと部品の開発は進んでいる。ロケットエンジンという一つの物に対し、今年度試験を行っていく。これがゼロの開発でかなり山場になる」
そのインターステラ社を、人とカネの両面でものづくりから支援するのがトヨタです。
元副社長でトヨタ自動車エグゼクティブ・フェローの河合満氏が単独インタビューに応じました。

「インターステラ社を2024年に見て、ああ本当にマチ工場だなと。ことし見てびっくりして、この1年でこの成長はすごい。よくぞここまで。1年であそこまで作るってエンジンも完成してZEROがもうちょっとで飛ばせるってすごい」

今、大樹町の北海道スペースポートでは新たな発射場の建設が進んでいて、2026年秋に完成します。
ZEROはそこから2028年の3月までの間に打ち上げられることになりそうです。
スペースコタンの小田切義憲社長は「長きにわたってさまざまな準備や仕込みをしてきたものが今ここにきてやっと芽生え始めた。この流れをきちっと尊重しつつ、次へとどんどん進化するなかで、次に続けていくことが重要」と話します。

夢からビジネスへ。北海道の宇宙開発は来年から大きく動き出すことになります。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年10月17日)の情報に基づきます。
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