2025.11.09

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「よくぞここまで」トヨタが支援する北海道の宇宙ロケット開発 エンジン開発が山場に

政財界も熱い視線

「こんにちはー」と挨拶したのは鈴木直道知事です。

さらに、北海道経済連合会の藤井裕会長も訪れ、十勝の宇宙開発が道の「お墨付き」を得たことを意味します。

鈴木直道知事は「道内の企業に参入促進をしてもらい、サプライチェーンを組んでいくのが地域にとって恩恵が一番大きいので、マッチングを支援する」と話します。

知事も熱い視線を送る宇宙ビジネス。

ことし、世界の注目を集める出来事が北海道でありました。

宇宙業界をざわつかせたプロジェクト

提供 HONDA

6月、ホンダが大樹町で行った再使用ロケットの打ち上げ実験です。高度300メートルに達したロケットはまるで逆再生のように地上に降り立ちました。

宇宙業界をざわつかせたこのプロジェクトの責任者、本田技研研究所、宇宙開発戦略室の櫻原一雄室長も登壇しました。

「われわれホンダは四輪・二輪・空・海とそれぞれの輸送機を持っている。宇宙に対して輸送機を持ちたい、そういう夢がある」

「そんなわれわれはサステナブルな輸送機を目指していて再使用ロケット、再使用が一つの手段」

スクリーンに映されたのは初公開の極秘映像。
非公開ということでイラストで再現すると…。

地上5メートルに浮かんだロケットが、一旦、静止。

その後、横移動した後、見事に着陸したのです。

アメリカのスペースXが13年かけて開発した技術を6年で達成した瞬間でした。

講演後には、チャンスのきっかけをつかもうと長い名刺交換の列ができました。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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