2025.11.06

出かける

本物の鉄道車両を運転できる! 日本一寒い町・陸別で、廃線から約20年経っても走り続ける “りくべつ鉄道”とは【しろまる寄り道⑪】

Sコースの所要時間は15分~30分程度で、陸別駅の構内を行ったり来たりします。乗り心地は普段の鉄道車両と変わりないのですが、自分の手で動かしていると思うとなんだか不思議な感覚でした。一度動き初めた車両は線路の上を滑るように走り、ブレーキハンドルを握る手に摩擦抵抗の少なさを伝えてきます。思い通りの位置に停止させるのはなかなか難しく、鉄道運転士さんの技術力を実感しました。

また、ことし(2025年)はふるさと銀河線の前身である網走本線が開業してから115周年ということで、取材日(9月14日)は普段駅構内だけでおこなわれる乗車体験の区間が5.7km先の分線駅まで延長されていました。せっかくのチャンスを逃すのはもったいないので、当然こちらにも参加。特別乗車体験は所要時間45分で、料金は大人1名500円でした。

乗車体験に使われていたのはクロスシート1両とロングシート1両が連結した2両編成。

列車は陸別駅の構内を飛び出して、かつて北見へと通じていた線路の上をゆっくりと進んでいきます。

現在のりくべつ鉄道はあくまで観光鉄道であるため、踏切などでは交差する一般道の通行が優先されます。そういった箇所では乗車している運行支援ボランティアの方々が一度降車して、安全を確保しながら慎重に列車を進ませている姿が印象的でした。

線路脇を流れる利別(としべつ)川。前日に降った大雨の影響で水が濁っています。

車窓からは沿線の牧場も見えました🐄

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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