
書店が減る一方で、新しい業態の書店が増えています。
「シェアハウス」ならぬ「シェア型書店」です。
複数の人が「棚主」=棚の入居者として使用料を支払い、店の書棚を借りて好きな本を販売します。1つの本屋さんを、複数で運営するスタイルです。
また、車に本を積んで商業施設などに出向いて販売する「移動書店」も増えています。
大手書店も、活字ファンのつなぎ止めに懸命です。
丸善ジュンク堂書店札幌店では、今週末、閉店後の店内で、一晩を過ごしてもらおうというユニークなイベントを開催します。
あらかじめ3冊以上の書籍を購入すれば、あとは一晩、心ゆくまで、店内の本100万冊が読み放題です。
「ジュンク堂に住みたい」というファンの声に応えたそうです。

書店の減少には、国も危機感を抱いているようです。
国は6月、書店の減少に歯止めをかけるための支援計画「書店活性化プラン」を発表しました。
●本の在庫が管理できるICタグの普及
●売れ残った本の返品費用を抑える対策
●読書人口を増やすため「絵本専門士」などの人材育成
経営を効率化したり、幼児期から本に触れる機会を増やしたりする取り組みがあります。
本屋さんはすべての世代が行き交う貴重な存在。
店の明かりは文化の灯。
いつまでもマチを照らしてほしいと思います。
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年10月20日)の情報に基づきます。
■「これが1500円以下!?」コスパ最強!ぎっしり海鮮丼に、スパイスカリーの名店も【北海道で注目の話題10選】
パートナーメディア