2025.11.06

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「本、読んでいますか?」図書館も本を買えない時代…ユニークな手で活字守る活動が

新業態にも注目!

書店が減る一方で、新しい業態の書店が増えています。
「シェアハウス」ならぬ「シェア型書店」です。

複数の人が「棚主」=棚の入居者として使用料を支払い、店の書棚を借りて好きな本を販売します。1つの本屋さんを、複数で運営するスタイルです。

また、車に本を積んで商業施設などに出向いて販売する「移動書店」も増えています。

大手書店も、活字ファンのつなぎ止めに懸命です。

丸善ジュンク堂書店札幌店では、今週末、閉店後の店内で、一晩を過ごしてもらおうというユニークなイベントを開催します。

あらかじめ3冊以上の書籍を購入すれば、あとは一晩、心ゆくまで、店内の本100万冊が読み放題です。
「ジュンク堂に住みたい」というファンの声に応えたそうです。

書店の減少には、国も危機感を抱いているようです。
国は6月、書店の減少に歯止めをかけるための支援計画「書店活性化プラン」を発表しました。

●本の在庫が管理できるICタグの普及
●売れ残った本の返品費用を抑える対策
●読書人口を増やすため「絵本専門士」などの人材育成

経営を効率化したり、幼児期から本に触れる機会を増やしたりする取り組みがあります。

本屋さんはすべての世代が行き交う貴重な存在。
店の明かりは文化の灯。

いつまでもマチを照らしてほしいと思います。

連載「じぶんごとニュース

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年10月20日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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