
北見市立中央図書館です。
貸し出しだけではなく、読み聞かせなど、年間200以上のイベントを企画し、市民の読書ニーズに応えていますが、ここにも物価高騰のあおりが…
「新刊の値段は上がっていて15年前に比べて2~3割は上がっているという体感です」
マチの予算も限られ、新刊を揃えることが難しくなっていることから、図書館では10年前から「雑誌スポンサー制度」を導入しています。

企業や団体に雑誌の購入費を負担してもらう代わりに、希望する雑誌の最新号に広告を掲載。
2024年度は55社がスポンサーとなり、約67万円を雑誌の購入費に充てることができました。

「昔は、あくまで新刊を購入して利用者の方に提供していましたが、寄贈された本から図書館の蔵書にするものも増えている」
図書館などへの支援を行う取り組みも進んでいます。
「北海道ブックシェアリング」は、市民や企業から寄贈された「読み終えた本」をボランティアスタッフが補修やクリーニングをし、無償で提供しています。

北海道ブックシェアリングの荒井宏明代表理事は「予算が厳しいのは、すごく聞きます」と教えてくれました。
「ただ図書の提供活動はあくまでも緊急措置。やはり自治体が予算を持って、あるいは団体なり施設なりが資料費をきちんと確保して毎年計画的に更新していくのが筋」
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