2025.10.30

育む

ドラマでも注目!競馬の引退馬に「サードキャリア」を 一緒に泊まれちゃう北海道の牧場を獣医師ママライターが解説

引退馬たちに「セカンドキャリア」の先を…

オジュウチョウサンとこんなに近くで見つめ合えるなんて、とってもすてきな時間…!

牧場内の見学だけでなく、カフェでの飲食やオリジナルグッズの物販もあり、特別な宿泊体験までできちゃう「Yogiboヴェルサイユリゾートファーム」。
入場料は無料で、気軽に引退馬たちに会いに行けちゃうすてきな場所なんです。

ここにいる馬たちは、競馬で数々のタイトルを獲得した有名馬が多く、そのほとんどが種牡馬や繁殖牝馬などの「セカンドキャリア」を経て入厩しています。

写真に登場した「オジュウチョウサン」は障害競走のG1レースにおいて9勝を上げており、現役競走馬時代の総獲得賞金は9億4,137万円。
現在はYogiboヴェルサイユリゾートファームで過ごしながら、種牡馬としても活躍しています。(2025年現在)

ちなみに人間の生涯年収は約2億2千万円といわれていますので、たったの数年間でその4倍以上も稼いでいる計算になりますね…!

2025年9月30日に入厩したラニ。種牡馬生活、お疲れ様でした。

競馬を引退した馬たちにはさまざまな「セカンドキャリア」があります。
血統を残すための種牡馬や繁殖牝馬。
観光牧場などの乗用馬。
競馬場のパドックなどで競走馬を先導する誘導馬など…。

ただ、残念ながらすべての馬たちが順調にセカンドキャリアを歩めるわけではありません。

現役時代に優秀な成績を残していればその血統を後世に残すためのキャリアが用意されることが多いのですが、成績が良くなかったりケガなどで体に問題を抱えていたりする馬たちの中には、引退後の行き先が決まらない馬も。

人間のために活躍してくれた馬たちの命を、どうにかつないでいきたい…
その思いから、2018年ごろよりYogiboヴェルサイユリゾートファームがスタートしました。

競馬を引退して自分の生活費を稼ぐ手段がなくなった馬たちのために「サードキャリア」を提案する場所として、Yogiboヴェルサイユリゾートファームでは独自の取り組みを行っています。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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