2025.10.29

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「犬だけは置いていけない」“老老飼育”の飼い主に頼ってほしい…最期のときに誓うこと

互いに老いていく中で…

年老いた犬を抱えながら、飼い主自身も高齢となり、以前と同じような暮らしが困難になっていく“老々飼育”―。

この問題の解決にあたる人物は、愛犬を飼い切るためには、信頼できる第三者が欠かせないと話します。

NPO法人ホッカイドウ・アニマル・ロー代表理事の今井真由美さんは 「いまの時代は、やはり第三者の関与が、とても大切かなと思う」と話します。

「おひとりさま、単身世帯が多いからこそ、分かち合える人、安心できる関係、共倒れにならないためにも、信頼できる第三者に託したりお願いすることは、ペットの生涯を守るとともに、ご自身を守ることにもなります」

高齢者にとって、愛犬は心を癒やす家族。
しかし、互いに老いていくなかで、その命を支えきれなくなる現実があります。

旅立ちのときに、約束すること

札幌・北区に『逢犬はうす』を立ち上げて、まもなく10年。
宮西雅子さんは、これまでに500頭の年老いた犬たちを看取りました。
宮西さんは、預かっている犬が旅立つとき、こんな約束をします。

「最期を迎えた犬たちには“また会おうね”…と伝えるけれど、また“そういう子を助けるよ”って声をかけて」

居場所を失ってしまう犬たちを救いたい…この思いが、宮西さんの原動力です。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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