2025.10.29

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「ごめんね…」夜鳴きや徘徊の愛犬を泣きながら託して…長寿時代の“老老飼育”の現場

ペットも認知症に…

あいちゃん 18歳

「ペコおはよう。あいちゃん大丈夫?」

宮西さんが話しかけます。

「あいちゃんの飼い主は、お父さんもお母さんも高齢で、世話がきつくなっている、あいちゃんに徘徊されて」

認知症を患う柴犬のあいちゃんは18歳。
徘徊が止まず、食事も排便も難しくなっています。
飼い主は病の果て、あいちゃんの余生をここに託しました。

「私たちだってずっと寝てたらしんどいじゃん?」と話す宮西さん。

高齢のあいちゃんは、自分の力で歩くことがもうできず、車いすが必要です。
車いすは、以前ここに愛犬を預けていた利用者が譲ってくれました。

「置いて帰るとき、泣いていた」

ルンちゃん

「この子は、本当に穏やか。きっといいトイプードルだったと思う」

『逢犬はうす』に来て1年になる老犬のルンちゃん。

3年前から夜鳴きが激しくなり、やはり歩行も困難になりました。
ルンちゃんの飼い主も高齢で、現在、自宅で病と闘っています。

「お母さん(飼い主)は、ルンちゃんを置いて帰るとき泣いていた。“ごめんね、ごめんね”って。だけど、そういうことじゃないんだよって説明して。自分で看られないものを抱えているほうが、ルンちゃんに気の毒だからって」

飼い主に、頼ってほしい…。宮西さんには“虹の橋”を渡っていく犬たちに、その最期のとき、いつも呼びかけていることがありました。

次回の記事でお伝えします。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年10月8日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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