2025.10.24

みがく

「白塗りをしない芸妓」が実は欠かせない… 縁の下の力持ちを、札幌の芸妓が紹介【さっぽろ芸妓日記vol.32】

札幌で芸妓をしております、「こと代」と申します。 「芸妓」といえば、京都のイメージが強いと思います。
しかし北海道にも開拓期から道内各地に花柳界がございました。
現在は札幌のみになってしまいましたが、「さっぽろ 名妓連」には11名の芸者衆が所属し、毎日お稽古、お座敷などで活動しております。

連載「さっぽろ芸妓日記」では、札幌の花柳界の歴史や文化などをご紹介していきたいと思います。お付き合いのほど、どうぞ宜しくお願いいたします!

芸妓は2種類に分かれる

芸妓(芸者)は、2種類に分かれます。

私のように、踊り専門の立方(たちかた)と、唄や三味線などの演奏を専門とする地方(じかた)です。

白塗りが立方(こと代)、洋髪姿のお姐さんが地方さんです。見分けやすいですよね。

今回は“地方さん”について掘り下げていきたいと思います。

街によっては、立方と地方を兼任する芸妓さんがいらっしゃるところもあります。

札幌は厳密な決まりはないものの、やはり立方・地方ではっきりと担当が分かれているほうだと思います。

ちなみに札幌には、芸者衆 11名のうち、地方のお姐さんが5名いらっしゃいます。

お唄専門のお姐さんもいらっしゃいますし(唄い屋さんと呼んだりもします)、唄いながらお三味線を弾く、“弾き唄い”をされるお姐さんもおり、様々です。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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