2025.10.24
みがく
札幌で芸妓をしております、「こと代」と申します。 「芸妓」といえば、京都のイメージが強いと思います。
しかし北海道にも開拓期から道内各地に花柳界がございました。
現在は札幌のみになってしまいましたが、「さっぽろ 名妓連」には11名の芸者衆が所属し、毎日お稽古、お座敷などで活動しております。

連載「さっぽろ芸妓日記」では、札幌の花柳界の歴史や文化などをご紹介していきたいと思います。お付き合いのほど、どうぞ宜しくお願いいたします!
芸妓(芸者)は、2種類に分かれます。
私のように、踊り専門の立方(たちかた)と、唄や三味線などの演奏を専門とする地方(じかた)です。

今回は“地方さん”について掘り下げていきたいと思います。
街によっては、立方と地方を兼任する芸妓さんがいらっしゃるところもあります。
札幌は厳密な決まりはないものの、やはり立方・地方ではっきりと担当が分かれているほうだと思います。
ちなみに札幌には、芸者衆 11名のうち、地方のお姐さんが5名いらっしゃいます。
お唄専門のお姐さんもいらっしゃいますし(唄い屋さんと呼んだりもします)、唄いながらお三味線を弾く、“弾き唄い”をされるお姐さんもおり、様々です。
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