2025.10.17
出かけるちなみに私がこの映画で一番印象に残っているのは、あるシーンでのタクヤの瞳です。
吸い込まれるような美しさなのに、見ていると悲しくて涙が出そうになりました。
その後の展開から、もしかして北村さんはここで瞳の演技に力を入れたのかな?それとも自然に印象的な瞳になったのか?いや、そもそも瞳を強調するために照明か何かを変えたのかな?と色々な疑問が浮かびました。
そんなことを思うのは私だけかもしれませんが、共有できる方がいたら嬉しいです。
3人に感情移入しながら作品を見ていて思ったのは、“裏社会”の話と言いながら、これは私たちと同じ人間の身に起こっている出来事で、他人事ではないのかもしれないということ。
“アジの煮つけ”や“証明写真”など日常の描写があるのも、何気ない暮らしがあっという間に崩れていく危うさを感じました。
作品の中で彼らが犯す罪は「戸籍売買」。
戸籍を変え、生まれ変わろうとする人々が出てきます。
でも戸籍を変えれば、人は生まれ変わることができるのか。
そもそも人生はそんなに簡単にやり直すことができるのか。
私たちに問いかけられているように感じました。
ちなみに鑑賞時は、某朝ドラを欠かさず見ていた私。
北村匠海さんの演技の振り幅に“こじゃんと”驚きました。
北村匠海
林 裕太 山下美月 矢本悠馬 木南晴夏
綾野 剛
プロデューサー:森井 輝
監督:永田 琴
脚本:向井康介
原作:西尾 潤「愚か者の身分」(徳間文庫)
主題歌:tuki.「人生讃歌」
製作:映画「愚か者の身分」
製作委員会 製作幹事:THE SEVEN
配給:THE SEVEN ショウゲート
年齢制限:PG-12
上映劇場など、詳細は公式サイトからご確認ください。
文:HBCアナウンサー・森結有花
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は記事執筆時(2025年10月)の内容に基づきます
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