2025.10.20
ゆるむ
ミミズを食べようとしているエゾナキウサギ?にも見えますが、食べようとしているのは、実は〝自分のウンチ〟のようです。
エゾナキウサギの通常のウンチは、ポロポロとした粒状のモノなのですが、より大きくて湿り気を帯びた〝盲腸糞〟と呼ばれるウンチも排出します。
消化する途中のコケなどの植物と、胃や腸の中にいる微生物が混ざって、発酵した〝ウンチ〟です。
このウンチの中には、健康維持に必要なビタミンB12などが多量に含まれていて、いわば〝自分の体の中で作った栄養満点の発酵食品〟です。
なので、もう一度食べて(食糞)、栄養を取り込みます。
通常は、自分の肛門に、口をつけて食べている姿を見ることが多い気がしますが、想像以上に立派な?〝盲腸糞〟が出ちゃった!のでしょうか?
暑さに弱く、高い山でしか生きていくことが出来ないエゾナキウサギが、乏しいエサしかない場所でも生きていくことができる、生命の神秘を感じます。
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