師匠!あの子足を引きずっています!!
足を引きずって痛そうにしている小さなブタを見つけました。
師匠からは「よく発見しましたね」とお褒めの言葉が!!
師匠いわく、左足を怪我して菌が入って引きずっているようです。
こういう子たちはけがをしている子のエリアに連れていく必要があります。
歩けないこの子は、いじめられてしまっていました。
エサを食べようとするとそれを邪魔するように他のブタたちが小突くのです。
けがをしている子は体もとても小さく、少し小突かれるだけで倒れてしまっていました。
悪意があっていじめをする…というよりは、みんなエサを食べたいので、自分より小さかったり弱かったりするその子が邪魔でちょっかいを出しているようです。
そうすると、けがをしている子はもっと大きなケガをすることに繋がったり、エサを食べられずにさらに弱ってしまったりすることがあるので、専用の場所に移し治療に専念してもらいます。
ここで真っ黒になったブタを発見!!
もしかしてこれは…!!
「どろぶたっぽくないですか?」
師匠がこんな声かけを!
泥に入っているからどろぶた…なのかと思っていましたが。
泥だらけになるまで遊んだり元気にいる姿から「どろぶた」というのです!!
初めて知りました。
泥の中に入るのは、放牧で自然の中で飼育すると体温調節ができないので、冷たい泥の中に入って体を冷やしたり、体のゴミを落としたりするためなのです。
この日は最高気温が35度を超えた日。
ブタたちはそろってザバーンと豪快に泥に浸かり、気持ちよさそう!
約1時間をかけて放牧地の見回り作業が終了!
その後は、重機を使ってエサを補充して午前の仕事はひと段落です。
長い長い午前中の作業がようやく終わりました。
もう体もヘトヘト、限界を迎えていました。
ようやく終わったー!と師匠の方を見ると…
「ここからが本番なんです!!」とにっこり笑顔。
お昼休憩を取って、まだまだ作業は続きそうです(涙)
育てている生き物の現場に弟子入りをするのは、今回が初めて。
もちろん、かわいいブタたちに注目がいくのですが当然、動物なので糞や尿をします。
この掃除も立派な仕事の1つだというのが、今回の作業で本当に身に沁みました。
実は「今日ドキッ!」での放送はされていませんが、ブタたちの糞をトラックで運ぶ作業のお手伝いもしました。
正直、においがとてもきつく、つらかった…
師匠は毎日向き合っているこの作業。
生き物に向き合うこと、育てることの現実がより見えて、頭が下がる思いでした。
この作業をすることでブタたちは清潔な環境でストレスなく過ごすことができています。
大変な掃除の後に、子ブタたちが楽しそうに遊んでいる姿を見ると、掃除をしてよかったー!と親のような気持ちになりました。
前半でも体力限界・ギリギリ状態でしたが、まだまだ仕事は終わりません。
この後、どんな作業があるのかお楽しみに!
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文|HBCアナウンサー 東峰優華
苫小牧市出身。2024年HBC入社。HBCラジオ「いっちゃんおいしいラジオ」などを担当。趣味はサッカー観戦(コンサドーレサポーター)、耳掃除、散歩。特技はスケート、ザンギ作り。Instagramでも発信中。
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2025年6月)の情報に基づきます。
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