2025.10.14

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「ごめんねごめんね!」声をかけてもびくともしない!体重5倍の生き物に悪戦苦闘…

師匠!フガフガ聞こえます…

次は、1頭ごとにケージで飼育されている、来月出産予定のブタ小屋の清掃を行います。

清掃を行うため、1頭ずつ区切られているケージに入ったのですが、後ろから「フガフガ」声が聞こえてきます。

お母さんブタたちは体が大きいため、声も大きいのです。
まだまだこわいですが…清掃を始めます!

ケージの中はスコップを使って掃除をしていきます。

中には藁が入っているのですが、その藁をかきだすイメージで!と師匠が教えてくれました。
ドアを閉めた状態で掃除を行い、ケージの入口側にまとめて一気に通路に出していきます。

掃除をせず、糞や尿が藁に付着して菌が繁殖するとブタの病気につながり、生まれてくる赤ちゃんにも影響が…。

そのため、小屋ではエサやりに加えて毎日藁の交換が欠かせないんです。
私は3か所の清掃作業をお手伝いします!

さっそく師匠に教えてもらいながら作業を進めていきますが、なかなか先に進めず緊張してしまいます。

ついへっぴり腰に…

ただ、豚たちには人間のこわがっている気持ちが伝染するのだそう…私がこわがると豚たちもこわがってしまう!ということで、少しずつ距離を縮めていきます。

先にエサをあげ、食べている間に掃除をするとスムーズに進むことを発見!

糞や尿の汚れはこびりついてしまい、その部分の藁がなかなかかきだせません。
ただ、しっかり取らないとお母さんたちは寝にくいので、丁寧に藁を取っていきます!

とれない時には、お母さんブタをちょっと押して場所を空けてもらいます。

「ごめんね!ごめんね!ごめんね!!」

必死で声をかけるものの、エサに夢中で避けてくれる気配はまったくなし…こわいよー!!!!!

というのもブタはみんな200キロサイズ。
初めて間近に対峙すると、大きさと重量感に思った以上に緊張してしまうのです。

作業開始から15分後、藁の敷き変えが終了しました!

掃除をしながら触れ合っているうちに、ちょっとかわいく思えるようになって、ブタさんたちに触れるようになりました。

そんな私を見て師匠からは「意外にセンスが良い!」という言葉をいただきました!

この調子で頑張っていきたいです!!

そして30分後…!

やっとお母さんブタたちのケージの清掃が終わりました!

ちなみに、このお母さんたちのお腹には約12~13頭の赤ちゃんがいるんです!
そんなにたくさん…それはたくさんエサを食べなきゃ元気が出ませんよね。

がんばれ!!お母さんたち!!

さて、ここまでで実は1時間と少ししかたっていないのです…うそみたいなホントの話です…。
このあと師匠が「これぞ放牧の醍醐味」」と言われた作業にも挑戦!
次回お伝えします!

【連載】「師匠!私を弟子にしてください!」

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文|HBCアナウンサー 東峰優華
苫小牧市出身。2024年HBC入社。HBCラジオ「いっちゃんおいしいラジオ」などを担当。趣味はサッカー観戦(コンサドーレサポーター)、耳掃除、散歩。特技はスケート、ザンギ作り。Instagramでも発信中。

編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時(2025年6月)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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