マチの人口も増えて、バスの運転手も確保。
一石二鳥の取り組みが、注目されています。

札幌市のじょうてつバスは、2025年12月のダイヤ改正で利用者が少ない地下鉄真駒内駅と中央区の啓明ターミナルを結ぶ路線を廃止すると発表しました。

また、札幌中心部と定山渓を結ぶ路線についても減便し、直行便や真駒内駅発着に振り替える予定です。

北海道内で相次ぐ、路線バスの廃止や減便。理由は深刻な「運転手の不足」です。

特に地方では深刻な問題になっています。
新ひだか町にある静内のバス停を訪れると…

時刻表の文字はかなりまばら…バスの本数が少ないことがわかります。
10月からは、ここからさらに減便するというお知らせも貼られています。

そんな地方のマチに、待望の運転手がやってきたといいます!

「応募者が結構殺到して」
「本当にびっくり」

地元もバス会社も大喜び!
画期的なスカウト作戦を深掘りしました。

路線バスの「試乗体験」をツアーに

人口約2万人の北海道新ひだか町。

新ひだか町・まちづくり推進課の中村真也係長がPRするのは、最長1年間、お試しで暮らせる住宅を用意して、マチの魅力を体験してもらう「移住体験」です。

「こちらは3LDKの部屋になっていて、元校長先生の住宅なのですごく立派な住宅」

人口減少を食い止めようと2006年に始めたところ、ここ数年の「移住ブーム」も手伝って、思わぬヒット。
体験者が、次々とマチへの「定住」を決めたのです。

中村真也係長は「ほぼ道外の方が利便性の部分でも暮らしやすいマチになっているので、生活のしやすさを体験してもらえたら」と話します。

このヒットに着目したのが、日高地方の7つの町で作る協議会です。

人気の「移住体験」に加え、日高地方を路線バスでめぐる「試乗体験」をセットにした、モニターツアーを企画したのです。

その理由はなんなのでしょうか。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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