2025.10.10

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自動車部品会社がワイン造り “畑違い”のワイナリー誕生のワケ【北海道・安平町】

チーズで有名な北海道胆振地方の安平町で、畑違いのある企業がワイン造りに乗り出しました。

ぶどうの熟成を待つ木の樽。

安平町で初めて誕生したワイナリーです。
手がけたのは、安平町の隣、千歳市に本社を置く意外な会社でした。

その会社の名前は「ダイナックス」。本業は自動車部品などの製造です。

小川真社長は「電気自動車が普及してエンジン車がなくなると、我々の部品は少しずつ少なくなっていく。新しい事業を育てようとやっていてその中の一つとしてワイン事業がある」と教えてくれました。

ダイナックスのHP

ワイン造りには部品製造で培ったデータに基づく精密さを応用します。

安平町は新千歳空港に近く、国内で最初に大規模なチーズ生産を始めたこともあり、この場所でのワイン作りに大きな可能性を感じているといいます。

「町民に愛してもらえるようなワイナリーにしたい。安平から世界に向けてこの土地でできたワインのよさを発信していきたい」

その名はハンガリー語で「夢」を意味する「アーロムワイナリー」。

年間5万本の生産を目指し、2026年3月には4種類のワインを発売する予定です。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年9月4日)の情報に基づき、一部情報を更新しています。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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